GUIDE

夫や義母が、子どもの写真をSNSに載せてしまう。やめてもらうにはどうすればいい?

書き手:せーの!開発チーム最終更新:

まず載った投稿を本人に消してもらい、次に「SNSに出さない写真」を夫婦で具体的に決めます。 本人が消さない場合、Instagramでは13歳未満の子の写真は親が報告できます。見せたい相手には、家族だけの共有先を用意しましょう。

WHY

なぜ起きるのか

載せる側の夫や祖父母は「かわいいから見てほしい」だけで、危なさを具体的に思い描けていないことが多く、話がこじれやすくなります。

こども家庭庁など7府省庁が2024年1月に出した保護者向け資料は、成長記録としてSNSに投稿した写真や動画が、わいせつ目的など望まないかたちで知らない人に悪用されるケースもあると注意しています。 そのうえで、SNSへの投稿は事前に複数人でチェックし、上げる場合は顔がわからないように加工するよう勧めています。1人の判断で投稿しない、というのは国の資料にも書かれている考え方です。

もう1つは、写っている子ども自身の気持ちです。子どもの権利条約16条は、いかなる児童も私生活や家族に対して恣意的に、または不法に干渉されないと定めています。 今は何も言えない年齢でも、大きくなってから自分の写真が残っていると知ることになります。

HOW TO

今日からできる対策

  1. 載った投稿は、まず本人に消してもらうアプリ不要

    Instagramのヘルプも、ほかの人が投稿した写真は、まず投稿者に直接削除を頼むよう勧めています。夫なら自分で、義母なら夫から頼んでもらいます。消してもらう投稿は、あとで報告に使えるようURLを控えておきます。

    出典:Instagramヘルプセンター「個人情報の公開」

  2. 「SNSに出さない写真」を夫婦で書き出すアプリ不要

    「載せないで」だけでは線がわかりません。顔がはっきり写った写真、名前や園がわかる写真、お風呂や沐浴の写真、家のまわりが写った写真のように、出さないものを書き出して共有します。

    迷う写真は、投稿する前にもう1人に見せる決まりにすると、国の資料が勧める「複数人でチェック」と同じ形になります。

    出典:こども家庭庁・警察庁・消費者庁・総務省・法務省・文部科学省・経済産業省「ネット・スマホ活用世代の保護者が知っておきたいポイント」(2024年1月発行)

  3. どうしても載せたいなら「非公開+顔を隠す」を落としどころにするアプリ不要

    まったく載せないことに納得しない場合は、非公開アカウントにし、顔をスタンプなどで隠した写真だけにする条件で折り合う方法があります。Instagramは「設定」の「アカウントのプライバシー設定」で非公開アカウントに切り替えられます。

    出典:こども家庭庁・警察庁・消費者庁・総務省・法務省・文部科学省・経済産業省「ネット・スマホ活用世代の保護者が知っておきたいポイント」(2024年1月発行)/Instagramヘルプセンター「Instagramアカウントを非公開にする」

  4. 本人が消さないときは、SNSに報告するアプリ不要

    Instagramのヘルプは、プライバシー侵害の報告で削除するのは、本人・13歳未満の子ども・法的な保護者として責任を負う相手の写真や動画に限るとしています。報告フォームでも、未成年の画像の削除を求められるのは法的な保護者か親だけとされています。

    出典:Instagramヘルプセンター「個人情報の公開」/Instagram Help Center「Report a privacy violation(未成年の画像・動画の報告フォーム)」

  5. 「見せたい相手」には、家族だけの共有先で見せるアプリ不要

    SNSに載せる理由の多くは、友人や親戚に見せたいことです。その人たちだけが入れる共有先を親が用意すれば、SNSに載せなくても気持ちは満たせます。

WITH SEENOW!

せーの!でやる場合

せーの!は、家族や友達と1日2秒の動画を撮って共有するアプリです。上の対策のうち「見せたい相手にだけ見せる」部分を、次のようにできます。

  • 見られるのは招待したメンバーだけで、検索にも出ず、外部には公開されません。
  • パパ側の家族、ママ側の家族、友達など、相手ごとにグループを分けて作れます。
  • 参加は招待リンクからなので、誰を入れるかは親が決められます。
  • 顔かくし機能で、子どもの顔をAIで検出してスタンプなどで隠してから共有できます。

せーの!ではできないこと

  • すでにSNSに載った投稿を消すことはできません。削除は投稿した本人に頼むか、SNSの報告窓口を使う必要があります。
  • 見た人が画面を撮影して、自分のSNSに載せることまでは止められません。

POINT

この状況ならではの注意点

13歳を過ぎると、報告するのは子ども本人になる

Instagramの報告フォームは、13歳以上の未成年には本人がフォームから申請するよう求めています。親が代わりに削除を求められるのは小さいうちだけなので、気になる投稿は早めに片づけておきましょう。

義母には、夫婦の方針として夫から伝える

義母に直接言うと、嫁と姑の対立に見えやすくなります。夫から「夫婦で決めたルール」として、出さない写真の一覧と一緒に伝えてもらいましょう。

FAQ

よくある質問

夫は「自分の子どもなんだから自由だ」と言います。

写真は親のものでも、写っているのは子ども本人です。子どもの権利条約16条は、児童が私生活に恣意的に干渉されないことを定めています。国の資料が勧める「投稿前に複数人でチェック」を夫婦のルールにする形で提案すると、話が進みやすくなります。

鍵をかけた(非公開の)アカウントなら安全ですか?

公開アカウントよりは見る人を絞れますが、フォロワーが画面を撮影して広げることは防げません。非公開でも、顔や名前、園がわかる写真は載せないほうが安心です。