GUIDE
両親が実家を手放すことに。子どもたちが遊んだ家と、昔のアルバムをどう残せばいい?
書き手:せーの!開発チーム最終更新:
家は片付けを始める前に、動画で一周撮って残し、アルバムは親と一緒に選んでからデータにします。 売却には期限がからむこともあるので、思い出を残す日を先に予定へ入れましょう。
WHY
なぜ起きるのか
子どもが独立したあと、両親が広い家を手放して住み替える「実家じまい」は、身近な話になりました。総務省の令和5年住宅・土地統計調査では、空き家は900万2千戸と過去最多で、賃貸用や売却用、別荘などを除いた空き家も385万6千戸と、5年前より36万9千戸増えています。 住む人がいなくなる前に、家をどうするか決めておく家庭が増えているのは自然な流れです。
実家じまいでは、片付けに期限がつきやすくなります。親が住み替えてから家を売る場合、マイホームを売ったときの3,000万円の特例は、住まなくなった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売る場合に限られます。
| 売り方 | 期限や条件 |
|---|---|
| 家ごと売る | 住まなくなった日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで |
| 取り壊して土地を売る | 取り壊した日から1年以内に契約し、それまで貸駐車場などに使わない(上の期限内であること) |
| 親子・夫婦などに売る | 特例は使えない |
期限が見えてくると、片付けは「とにかく減らす」作業になり、家そのものや古いアルバムを落ち着いて見返す時間がなくなります。思い出を残す作業は、片付けとは別の日に先に済ませておくのがこつです。
HOW TO
今日からできる対策
片付けを始める前に、家の中を動画で一周撮るアプリ不要
玄関から各部屋、台所、庭まで、ゆっくり歩きながら1本の動画に撮ります。柱に残った背比べの跡や、窓から見える景色も入れましょう。親に「この部屋で何をしたか」を話してもらいながら撮ると、声も一緒に残ります。
孫が実家で過ごす日を、一度つくるアプリ不要
家具が残っているうちに、子どもたちと泊まりに行く日を作ります。いつもの部屋でいつもどおり過ごす様子は、あとから見返したとき、家の写真よりも思い出を呼び起こしてくれます。
アルバムは、親と一緒に「残す1冊分」を選ぶアプリ不要
古いアルバムをすべて持ち帰ると、置き場所に困ります。親と一緒にめくりながら、残したい写真を選び、きょうだいの分も含めてスキャンしてデータにします。写真の裏に書いてある日付や名前も、一緒に撮っておきましょう。
残さないアルバムは、市区町村のルールで処分するアプリ不要
貼り付けタイプのアルバムは厚く重いため、何ごみになるかは自治体によって違います。台紙とフィルムを分ける必要があるかなど、実家のある市区町村の分別の案内を確かめてから出しましょう。
WITH SEENOW!
せーの!でやる場合
せーの!は、家族で1日2秒の動画を撮って共有するアプリです。家の一周動画やアルバムの保存には向きませんが、対策2の「実家で過ごす日」を残すのに使えます。
- 実家で過ごす数日間、家族それぞれが毎日2秒ずつ撮るだけで、毎週の振り返り動画が自動でできます。実家で過ごした週が、1本の動画として残ります。
せーの!ではできないこと
- 家の中を一周するような長い動画は、2秒が基本のせーの!では撮れません。スマホのカメラで撮ってください。
- 古いアルバムのスキャンや、写真データの長期保存はできません。
基本機能はずっと無料。
POINT
この状況ならではの注意点
売却や税金のことは、専門家と税務署に確かめる
3,000万円の特例には、ここに書いた以外にも条件があります。いつ売るか、取り壊すかは、親と一緒に不動産会社や税務署に確かめてから決めましょう。思い出を残す日は、その予定より前に入れておきます。
選ぶのは、親ときょうだいと一緒に
アルバムの写真は、家族それぞれに思い入れが違います。一人で選んで処分すると、あとで「あの写真は残してほしかった」となりがちです。選ぶ日を家族で共有しておきましょう。
FAQ
よくある質問
家の中は、写真と動画のどちらで残すのがいいですか?
間取りや部屋のつながりは、歩きながら撮った動画のほうがよく伝わります。柱の傷や表札など細かいところは、写真でも撮っておくと見返しやすくなります。
古いアルバムのスキャンは、自分でできますか?
枚数が少なければ、スマホのスキャンアプリや家庭用のスキャナーでできます。アルバム何冊分にもなるときは、写真のデータ化を請け負う業者に頼む方法もあります。