GUIDE

子どもが大人になったときに渡せるように、写真や動画を長く残しておくにはどうすればいい?

書き手:せーの!開発チーム最終更新:

20年先まで残すには、置き場所を決めて終わりにせず、数年ごとに中身を確かめて移し替えることが前提です。 あわせて、自分に何かあっても家族が受け取れる手段を用意しておきましょう。

WHY

なぜ起きるのか

子どもが成人するまでの20年近くは、どの保存先にとっても長い時間です。電子化文書の長期保存方法を定めたJIS Z 6017は、記録後の光ディスクの定期検査の周期を5年目安としています。 書き込んだら終わり、ではなく、確かめて移し替えることが前提になっています。

対象内容
記録後の光ディスクJIS Z 6017(2013年改正)で、定期検査の周期は5年目安
アーカイブ用の光ディスク認証の条件は、ISO/IEC 16963準拠の寿命試験で推定寿命30年以上
Macの写真ライブラリSDカードやUSBフラッシュドライブ、クラウドのストレージには保存しないようAppleが案内
長く残すときに知っておきたい基準や案内

出典:カレントアウェアネス・ポータル(国立国会図書館)「電子化文書の長期保存方法に関するJIS(JIS Z 6017)が改正」/カレントアウェアネス・ポータル(国立国会図書館)「日本文書情報マネジメント協会が、アーカイブ用光ディスク製品認証制度を開始」/Apple サポート「フォトライブラリを移動してMacの容量を節約する」

もう1つの理由は、保存しているのが親のアカウントや機器だということです。親のスマホやパソコンのパスワードがわからなくなると、子どもは自分の写真に手が届きません。

HOW TO

今日からできる対策

  1. 置き場所を「家の中」と「家の外」に1つずつ持つアプリ不要

    家の中の外付けストレージと、家の外にあるクラウドや実家に預けたディスクのように、離れた2か所に置きます。火事や故障が起きても、どちらかが残ります。

  2. 5年に1回、中身を開いて移し替えるアプリ不要

    子どもの入学や卒業のたびに、保存先の動画が再生できるかを確かめ、新しい機器に移します。光ディスクを使う場合は、アーカイブ用として認証されたものを選ぶと安心ですが、それでも定期的に確かめましょう。

    出典:カレントアウェアネス・ポータル(国立国会図書館)「電子化文書の長期保存方法に関するJIS(JIS Z 6017)が改正」/カレントアウェアネス・ポータル(国立国会図書館)「日本文書情報マネジメント協会が、アーカイブ用光ディスク製品認証制度を開始」

  3. 年ごとのフォルダに、ひとことのメモを添えるアプリ不要

    「2026年 小2」のように年と学年でフォルダを分け、その年の出来事を数行書いたテキストファイルを入れておきます。20年後に見る子どもにとって、どの写真がいつのものかがわかる手がかりになります。

  4. 自分に何かあったときに、受け取れる人を決めておくアプリ不要

    iPhoneでは「設定」→自分の名前→「サインインとセキュリティ」→「故人アカウント管理連絡先」で、写真などにアクセスできる人を指定できます。アクセスキーは印刷して、大事な書類と一緒に保管することもできます。

    出典:Apple サポート「Apple Accountの故人アカウント管理連絡先を追加する方法」

  5. 子どもが自分のアカウントを持ったら、共有ライブラリで渡すアプリ不要

    iPhoneのiCloud共有写真ライブラリは、自分以外に最大5人と写真やビデオを共有できます。子どもが13歳未満のうちは、ファミリー共有グループのメンバーどうしでだけ使えます。

    出典:Apple サポート「iPhoneまたはiPadでiCloud共有写真ライブラリを使う方法」

WITH SEENOW!

せーの!でやる場合

せーの!は、家族や友達と1日2秒の動画を撮って共有するアプリです。写真や動画を長期間保管するためのサービスではありません。

  • 毎日の2秒の動画を、招待した家族だけのグループで共有できます。

せーの!ではできないこと

  • 写真や動画のバックアップや長期保管、子どもへの引き継ぎのための機能はありません。残したい記録は、このページの方法で別に保存してください。

POINT

この状況ならではの注意点

Macの写真ライブラリは、取り外しやすい機器に置かない

Appleは、データが失われるのを避けるため、写真ライブラリをSDカードやUSBフラッシュドライブ、クラウドのストレージに置かないよう案内しています。外付けに移すなら、Mac用にフォーマットした外付けドライブを使いましょう。

故人アカウント管理連絡先は、13歳以上でないと申請できない

Appleの案内では、アクセスを申請できるのは13歳以上の人です。子どもがまだ小さいうちは、パートナーや祖父母などの大人も指定しておきましょう。

共有ライブラリは、作った人のiCloudの容量を使う

共有ライブラリの写真は、作った人のiCloudストレージに保存されます。容量が足りなくなると追加できなくなるので、作る人のプランを先に確かめておきましょう。

FAQ

よくある質問

DVDに焼いておけば、20年後も見られますか?

保証はありません。JIS Z 6017でも、記録後の光ディスクの定期検査は5年が目安とされています。焼いたあとも、ときどき再生できるかを確かめ、別の場所にも残しておきましょう。

子どもが成人したら、どうやって渡せばいいですか?

年ごとのフォルダごと、外付けのストレージにコピーして渡すのが確実です。iPhone同士なら、共有ライブラリに招待して、子どもの個人用ライブラリに保存してもらう方法もあります。