GUIDE
転勤族で引っ越しのたびに子どもの記録が散らばる。住んだ町ごとの思い出はどう残せばいい?
書き手:せーの!開発チーム最終更新:
住所の移り変わりは戸籍の附票に公的に残りますが、その町での暮らしは家族が残さないと残りません。 引っ越しのたびに「住んだ期間・園や学校・よく行った場所」を1枚にまとめ、写真は町ごとに分けて1か所に集めましょう。
WHY
なぜ起きるのか
2〜3年ごとに引っ越す家庭では、写真はそのときのスマホやパソコンに、園や学校の作品は段ボールに、手紙や記念品は別の箱に、と町ごとの記録がばらばらの場所に分かれていきます。 荷造りのたびに「とりあえず全部詰める」をくり返すと、どの町で撮ったものか分からない写真や、開けない箱が増えていきます。
子どもが小学生になると「ふるさとはどこ?」と聞かれることもあります。生まれた町と、いちばん思い出の多い町が違うと、親も答えに迷います。 答えを1つに決めなくても、住んだ町ごとの記録がそろっていれば、子どもと一緒にたどれます。
| 記録 | 何が残るか | 残る期間 |
|---|---|---|
| 戸籍の附票 | 住所と、その住所を定めた年月日 | 消除後も除票として150年 |
| 住民票の除票 | 転出前の住所など | 消除した日から150年 |
| 指導要録(学籍の記録) | 入学・卒業など | 20年 |
| 指導要録(それ以外) | 学習などの記録 | 5年 |
| 写真・作品・手紙 | その町での暮らし | 家族が残す限り |
出典:住民基本台帳法 第17条(戸籍の附票の記載事項)(e-Gov法令検索)/住民基本台帳法施行令 第34条(保存)(e-Gov法令検索)/学校教育法施行規則 第28条(e-Gov法令検索)
公的な記録が残すのは「いつ、どこに住んだか」までです。その町でどんな家に住み、どの公園で遊び、誰と仲がよかったかは、家族が残さない限りどこにも残りません。
HOW TO
今日からできる対策
引っ越すたびに「町のカード」を1枚作るアプリ不要
住んだ期間、家の間取りや外観、通った園や学校、よく行った公園やお店、仲のよかった友達の名前を1枚に書き、その町でいちばん好きだった写真を1枚添えます。荷造りを始める前の週末に、子どもと一緒に作るのがおすすめです。
写真は「町ごと」のフォルダに分けてから引っ越すアプリ不要
スマホやパソコンの写真を、引っ越しの前に町の名前のフォルダへ移します。次の町で撮り始める前に区切っておくと、あとから探すときに町の名前だけで見つけられます。
作品は写真に撮ってから、残すものを選ぶアプリ不要
段ボールに詰める前に、作品をすべて写真に撮り、町のフォルダに入れます。現物は、子どもが選んだものを各町で数点だけ残すと、引っ越しのたびに箱が増え続けるのを防げます。
住所の履歴が必要になったら、戸籍の附票を取るアプリ不要
戸籍の附票には、その戸籍に入っている間の住所と住所を定めた日が記載され、除票になってからも150年保存されます。住んだ順番や時期をあとから確かめたいときは、本籍地の市区町村で請求できます。
出典:住民基本台帳法 第17条(戸籍の附票の記載事項)(e-Gov法令検索)/住民基本台帳法施行令 第34条(保存)(e-Gov法令検索)
WITH SEENOW!
せーの!でやる場合
せーの!は、家族や友達と1日2秒の動画を撮って共有するアプリです。これからの記録を町ごとに散らさないために使えます。
- 毎日2秒の動画を同じグループに撮りためると、毎週の振り返り動画が自動でできます。どの町に住んでいても、記録が同じグループに続いていきます。
- 前の町で親しくなった家族とは、家族とは別のグループを作って、引っ越し後の様子を見せ合えます。
せーの!ではできないこと
- 過去に撮りためた写真を町ごとに整理する機能はありません。整理は上の対策2のように行ってください。
- 作品の現物や紙の記録は保管できません。
基本機能はずっと無料。
POINT
この状況ならではの注意点
「ふるさと」を親が決めつけない
子どもによって、生まれた町より長く暮らした町や、友達の多かった町に愛着を持つこともあります。町のカードを並べて、子ども自身が選べるようにしておきましょう。
箱の中身は、外にも書いておく
思い出の品を入れた段ボールは、次の引っ越しまで開けないことがよくあります。箱の外に町の名前と年、中身を書いておくと、開けずに処分してしまう失敗を防げます。
FAQ
よくある質問
子どもに「ふるさとはどこ?」と聞かれたら、どう答えればいいですか?
1つに決めなくても大丈夫です。「生まれたのは○○、いちばん長く住んだのは○○」と、住んだ町を順番に話し、町のカードを一緒に見ながら、子どもが好きな町を選べるようにしましょう。
昔住んだ住所を思い出せません。調べる方法はありますか?
戸籍の附票に、住所とその住所を定めた日が記載されています。本籍地の市区町村で請求できるので、町のカードを作るときの手がかりにしてください。