GUIDE
スマホもネット環境もない実家の祖父母と、孫の顔が見えるビデオ通話をしたい。何から用意すればいい?
書き手:せーの!開発チーム最終更新:
まず実家の電波の強さを確かめ、回線は工事のいらないホームルーターかSIM入りのタブレットから選びます。 端末は画面の大きいタブレットにして、祖父母の操作は「かかってきたら出る」だけにしましょう。
WHY
なぜ起きるのか
子ども世代にとってビデオ通話は当たり前でも、80代の祖父母には、その前提になるネット環境がないことも珍しくありません。 総務省の令和7年通信利用動向調査では、インターネットを利用している人は70〜79歳で71.9%、80歳以上では37.1%でした。
ビデオ通話には、映す端末と、映像を送れる回線の両方が要ります。ガラケーしかない家では、この2つを同時にそろえることになります。 同じ調査では、自宅でネットにつないでいる世帯の回線は光回線が60.3%と前年から減り、5G回線が39.1%と増えました。工事をせずに置くだけで使える回線を選ぶ家も増えています。
| 方法 | 向いている家 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ホームルーター(置くだけの回線) | 祖父母が家の中で通話する | 登録した住所でしか使えないものがある。電波の弱い家ではつながりにくい |
| SIM入りのタブレット | 回線と端末を1台で済ませたい | 通話が長いと月のデータ量を超えやすい |
| 光回線 | 長く使う予定で、工事の立ち会いができる | 開通まで日数がかかる。工事の日に家族が付き添えるか確かめる |
HOW TO
今日からできる対策
実家の電波の強さを、先に確かめるアプリ不要
山あいの家では、携帯の電波が家の中まで届きにくいことがあります。帰省のときに、子ども世代のスマホで実家の居間からビデオ通話をかけてみて、映像が止まらないか確かめましょう。弱いときは、使う携帯会社に電波の相談をします。たとえばドコモには、窓際まで届いている電波を増幅して、おおむね一部屋の電波を改善するレピータという装置があります。
回線は「工事がいらないもの」から考えるアプリ不要
祖父母だけで光回線の工事に立ち会うのは負担です。コンセントに挿すだけのホームルーターなら、帰省の日に設置まで済ませられます。ただし、ドコモの「home 5G」のように、登録した設置場所の住所以外では使えないものがあるので、契約の住所は実家にします。
端末は画面の大きいタブレットにして、操作を「出る」だけにするアプリ不要
祖父母がかける側になると、相手を選ぶ操作が増えます。通話は子ども世代からかけると決めて、祖父母は鳴ったら緑のボタンを押すだけにします。スタンドで居間の決まった場所に立て、充電器を挿したままにしておくと、持ち上げなくても孫の顔が見えます。
通話する曜日と時間を決めておくアプリ不要
「日曜の夕方5時」のように決めておくと、祖父母はその時間にタブレットの前にいればよくなります。最初の数回は、電話で「今からかけるね」と声をかけてから通話にすると、驚かずに出てもらえます。
WITH SEENOW!
せーの!でやる場合
せーの!は、家族や友達と1日2秒の動画を撮って共有するアプリです。ビデオ通話の代わりにはなりませんが、回線がそろったあと、通話のない日の孫の様子を届ける用途なら使えます。
- 操作は「撮る」と「見る」の2つに絞られているので、タブレットでも祖父母は見るだけで使えます。
- 撮りためた2秒の動画から毎週の振り返り動画が自動でできるので、通話のない週も孫の変化をまとめて見られます。
せーの!ではできないこと
- せーの!にはビデオ通話の機能はありません。顔を見ながら話すのは、端末に入っている通話アプリを使ってください。
- 回線や端末の契約・設定には対応していません。ネット環境がないうちは使えません。
基本機能はずっと無料。
POINT
この状況ならではの注意点
契約の名義と支払いを、先に家族で決める
ホームルーターやタブレットの月額料金を、祖父母と子ども世代のどちらが払うかを決めてから契約します。祖父母の名義にする場合は、契約の日に家族が付き添い、月額と解約の条件を一緒に確かめましょう。
祖父母が鳴った音に気づけるようにする
タブレットの音量が小さいと、着信に気づかないまま終わります。音量を大きくし、通話の時間にはテレビの音を下げてもらうなど、置き場所とあわせて決めておきましょう。
FAQ
よくある質問
費用をできるだけ抑えて始めるには?
子ども世代が使い終えたスマホやタブレットを使い、回線だけを用意すると端末代はかかりません。ただし古い端末は、通話アプリの更新に対応していないことがあります。使えるかどうかは、帰省のときに実際に通話して確かめましょう。
ガラケーのままで、孫の顔を見せる方法はありませんか?
ガラケーでビデオ通話をするのは難しいので、孫の顔は写真のプリントや、帰省のときに見せる動画で届けるのが現実的です。ビデオ通話は、回線と端末がそろってから始めましょう。
電波が弱い家でも、ホームルーターは使えますか?
ホームルーターも携帯の電波を使うため、電波の弱い場所ではつながりにくくなります。契約の前に、使う会社のエリアと、実家の家の中での電波を確かめておきましょう。