GUIDE

10年以上貼ってきた子どものアルバム。台紙が黄ばんで、写真が貼りついて剥がれない。このまま残せる?

書き手:せーの!開発チーム最終更新:

剥がす前に、ページごとにスマホで撮って今の状態を残しましょう。 写真は台紙との間に薄いへらを差し込んで少しずつ外し、画像が台紙側に移っている写真は無理に剥がさずそのまま残します。

WHY

なぜ起きるのか

子どもが生まれた頃に作り始めたアルバムも、10年たつと見た目が変わってきます。透明のフィルムで写真を押さえる貼り付け式の台紙は、のりとフィルムで写真を固定するため、年月がたつと写真が台紙にぴったりくっつき、端を持ち上げただけで裏紙が破れることがあります。

台紙の黄ばみは、置き場所の影響も受けます。キヤノンのプリント講座は、紙の保存は温度20℃前後・湿度60%前後が好ましいとし、急な温度や湿度の変化が紙を傷めると説明しています。押し入れや北向きの部屋の棚は、季節によって湿気がこもりやすい場所です。

困るのは、「貼り直したい」と「剥がして傷めたくない」が両立しにくいことです。広島県立文書館は、水害にあったアルバムから写真を取り出す手引きの中で、作業の前に必ず写真を撮影しておくよう勧めています。剥がす作業そのものに、画像を傷めるおそれがあるからです。普段のアルバムでも、まず今の状態を残してから手を付けるのが安全です。

HOW TO

今日からできる対策

  1. 剥がす前に、ページごとに撮っておくアプリ不要

    明るい窓際で、フィルムの反射が入らないよう少し斜めから、1ページずつスマホで撮ります。手形や足形、日付のメモも一緒に写しておけば、もし剥がす途中で傷んでも、今の姿は残ります。

    出典:広島県立文書館「被害を受けたアルバムや写真への対処方法」(2014年12月)

  2. 薄いへらを差し込んで、少しずつ外すアプリ不要

    広島県立文書館の手引きは、写真と台紙の間にパレットナイフなどを差し込むと剥がしやすく、写真を曲げないよう注意するとしています。角から少しずつ進め、抵抗が強いところでは止めます。

    出典:広島県立文書館「被害を受けたアルバムや写真への対処方法」(2014年12月)

  3. 画像が移っている写真は、剥がさずに台紙ごと残すアプリ不要

    フィルムや台紙に画像が写り込んでいる写真は、無理に剥がすと絵柄が欠けます。手引きも、画像が崩れそうな場合はそのままにしておくよう勧めています。そのページは台紙ごと切り離して保管し、劣化がひどい写真は写真店に修復を相談する方法もあります。

    出典:広島県立文書館「被害を受けたアルバムや写真への対処方法」(2014年12月)

  4. 外した写真は、酸性の紙を避けて保管するアプリ不要

    茶色の封筒や段ボール箱、新聞紙は酸性度が高いので、写真を包むのには向きません。写真の間に中性の合い紙を挟み、湿気のこもらない部屋の棚に立てて置きます。

    出典:キヤノン プリント講座「Lesson 20 プリントの保存」(2023年10月20日)

WITH SEENOW!

せーの!でやる場合

せーの!は、家族で1日2秒の動画を撮って共有するアプリです。古いアルバムの写真を移すことには使えません。

  • これからの日々は、せーの!のカメラで2秒の動画を撮っておけば、紙の劣化を気にせずに残していけます。

せーの!ではできないこと

  • アルバムの写真をスキャンしたものや、スマホに保存済みの写真は投稿できません。投稿できるのは、せーの!のカメラで撮ったものだけです。
  • 写真の保存や修復をする機能はありません。

POINT

この状況ならではの注意点

貼り付け式の台紙は、捨て方も確かめる

貼り直したあとの古い台紙は、ビニール等で表面加工されているため、北九州市では古紙の資源回収に出せない禁忌品とされています。厚く重いので、住んでいる市区町村の分別を確かめてから出しましょう。

暖房の効いた部屋と押し入れを行き来させない

キヤノンのプリント講座は、急な温度や湿度の変化が紙を傷め、乾燥させすぎもひび割れの原因になるとしています。作業のために暖かい部屋に出したアルバムは、作業が終わったら同じ場所に戻し、出し入れを何度も繰り返さないようにしましょう。

FAQ

よくある質問

黄ばんだ台紙のままでも、写真は残せますか?

台紙が黄ばんでも、写真の画像がすぐに消えるわけではありません。ただ、置き場所の温度や湿度で劣化は進むので、まずページごとに撮影して今の状態を残し、湿気のこもらない場所に移しておきましょう。

剥がした写真は、どうやって保管すればいいですか?

酸性度の高い茶封筒や段ボール箱を避け、写真の間に中性の合い紙を挟んで保管します。ポケット式のアルバムに入れ直すのも、出し入れがしやすい方法です。

子どもが大きくなってから見ても、ちゃんと分かりますか?

撮っておいた画像に、撮影した年や行事の名前をメモしておくと、あとで見返したときに分かりやすくなります。台紙に書いてあった日付も、写真と一緒に残しておきましょう。