GUIDE

年末年始に初めて帰省する夫の実家が、古い木造で寒い。ハイハイやつかまり立ちの0歳の子の寒さ対策は?

書き手:せーの!開発チーム最終更新:

ストーブは安全柵で囲み、上にやかんを置かないようお願いし、床は敷物と重ね着で、夜はあんかを切り、湯たんぽを長く当てないようにします。 帰省前に、子どもがどこまで動けるかを夫の実家に伝えておきましょう。

WHY

なぜ起きるのか

夫の実家に初めて泊まる年末年始は、赤ちゃんにとっても、ママにとっても「勝手がわからない家」で過ごす数日です。 築年数のたった木造の家は、暖房のある部屋とない部屋の差が大きく、廊下や床がとても冷えます。暖房は部屋の真ん中に置く石油ストーブだけ、という家も珍しくありません。

0歳の後半は、ハイハイやつかまり立ちで、目を離したすきに思わぬところまで動く時期です。 ふだん家で使っていない暖房器具は、子どもにとって初めて見る「触ってみたいもの」です。しかも夫の実家では、置き場所や使い方を自分の判断だけで変えにくいのが悩ましいところです。

実家の暖房器具を使い慣れているのは、祖父母のほうです。NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2018〜2022年度に通知された石油ストーブ・石油ファンヒーターの事故269件のうち、70歳以上による事故が131件でした。 子どもを守るための置き方を、祖父母と一緒に確かめる機会にもなります。

場面気をつけること
石油ストーブ・ファンヒーター床置きの暖房は手の届かない場所に置くか安全柵で囲む。温風が当たり続けてもやけどすることがある
ストーブの上のやかん子どもが小さいうちは、自宅以外の滞在先でも置かない
湯たんぽ・電気あんか・電気カーペット44℃でも3〜4時間触れ続けると低温やけどのおそれ。湯たんぽや電気カーペットは長時間使わず、あんかは寝るときに切る
借りた布団敷布団の硬さや掛布団の重さが普段と違うことがある。柔らかすぎるクッションは周りに置かない
帰省先で気をつけたい暖房と寝床(公的機関の注意喚起から)

出典:消費者庁 子どもを事故から守る!プロジェクト「Vol.610 暖房器具などによるやけどに注意!」/NITE(製品評価技術基盤機構)「就寝時の“足元”暖房にご用心!」(2025年1月14日)/NITE(製品評価技術基盤機構)「シーズン初めの石油ストーブ安全大作戦」(2023年10月26日)/消費者庁 子どもを事故から守る!プロジェクト「Vol.577 就寝時の転落事故に注意しましょう。」

HOW TO

今日からできる対策

  1. 帰省の前に「今どこまで動けるか」を伝えておくアプリ不要

    「つかまり立ちをするので、ストーブに柵をつけてもらえると助かります」と、夫から実家に頼んでもらいましょう。柵がない家なら、ベビーゲートを持っていくか、ストーブを使う部屋と子どもが遊ぶ部屋を分ける相談をしておきます。

  2. ストーブの上のやかんは、滞在中だけ下ろしてもらうアプリ不要

    消費者庁は、10か月の子がストーブの柵につかまって立ち、上のやかんが倒れて熱湯を浴び、入院した事例を紹介しています。柵があっても、上のやかんは別の危険です。加湿のためにやかんを置いている家では、滞在中だけ下ろしてもらいましょう。

    出典:消費者庁 子どもを事故から守る!プロジェクト「Vol.610 暖房器具などによるやけどに注意!」

  3. 床の冷たさは、敷物と重ね着で防ぐアプリ不要

    子どもが過ごす場所にラグやジョイントマットを敷き、肌着の上に1枚重ねて調整します。ホットカーペットを使うときは、同じ場所に長く寝かせたままにしないようにします。

  4. 夜は、あんかを切り、湯たんぽを長く当てないアプリ不要

    NITEは、低温やけどは44℃でも3〜4時間触れ続けると起こるとしています。電気あんかは寝る前に布団を温め、寝るときはスイッチを切るか体に触れない距離まで離します。消費者庁も、湯たんぽや電気カーペットは同じ場所が長く触れないよう、長時間使わないよう呼びかけています。借りた布団が柔らかい場合は、固めの敷布団を頼み、周りにクッションを置かないようにしましょう。

    出典:消費者庁 子どもを事故から守る!プロジェクト「Vol.610 暖房器具などによるやけどに注意!」/NITE(製品評価技術基盤機構)「就寝時の“足元”暖房にご用心!」(2025年1月14日)/消費者庁 子どもを事故から守る!プロジェクト「Vol.577 就寝時の転落事故に注意しましょう。」

WITH SEENOW!

せーの!でやる場合

せーの!は、家族で1日2秒の動画を撮って共有するアプリです。寒さ対策そのものには使えませんが、対策1の「どこまで動けるか」を伝えるのに使えます。

  • 夫の実家の祖父母を招待リンクで家族のグループに招き、帰省前からハイハイやつかまり立ちの様子を2秒の動画で見てもらえます。見られるのは招待したメンバーだけです。

せーの!ではできないこと

  • 暖房器具の安全の確認や、実家の部屋の準備はできません。上の対策は、夫と祖父母と話して進めてください。

POINT

この状況ならではの注意点

使う前の点検は、祖父母と一緒に

NITEは石油ストーブを使う前の確認として、ほこりを取り除くこと、昨シーズンの灯油を使わないこと、壁や燃えやすいものとの距離を取ることなどを挙げています。ストーブを出したばかりの時期の帰省なら、夫と一緒に確かめておくと安心です。

「昔はこうだった」とぶつかったら、夫から伝えてもらう

置き方を変えてほしいと言いにくいときは、消費者庁などの注意喚起を見せながら、夫から頼んでもらうほうが角が立ちにくくなります。

FAQ

よくある質問

ストーブ用の柵がない家では、どうすればいいですか?

消費者庁は、床置きの暖房器具は子どもの手が届かない場所に置くか、安全柵で囲むよう呼びかけています。柵が用意できなければ、ベビーゲートで子どもの行ける範囲を区切る、ストーブのない部屋で遊ばせるなどの方法があります。

寝るときに、湯たんぽを入れたままでもいいですか?

消費者庁は、湯たんぽは同じ場所が長く触れると低温やけどのおそれがあるとして、長時間使わないよう呼びかけています。寝る前に布団を温めるのに使い、寝かせるときは子どもの体から離しておきましょう。

祖父母のベッドで一緒に寝てもいいですか?

消費者庁は、乳幼児の就寝時の転落を防ぐため、大人用ベッドはできるだけ使わず、ソファには寝かせないよう呼びかけています。床に敷いた布団のほうが転落の心配は少なくなります。